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牛乳は飲まない方がいい!?牛乳は体にいいのか?本当は何が悪いのか?

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牛乳は日本では「健康のために良い」栄養食品と推奨された代表的な飲み物です。

「牛乳は良い」 「牛乳は良くない」と論ずる様々な問題を抱えています。

牛乳は体にいいのか?

時をかけて「牛乳は飲まない方が良い。」という牛乳の有害性、危険性が少しずつ明かされています。

しかしながら「それは風評に過ぎず、根拠が乏しい」との意見があり「日本人と牛乳」に関しては色々な面で非常に難問があります。

余りにも日本人と牛乳に関するデータが無いので争論されていますが、あえて「牛乳は良くないのでは!?」という観点で牛乳と向き合う時の参考になれますよう「情報」として、お読み頂けますようご了承願います。

牛乳は体に合う?

結論から申しますと牛乳は、日本人の身体に合わないと言えそうです。

日本人が牛乳を飲むのは「かなり危なそうだ!」という位置にあるようで「牛乳は毒性があるから飲むな」と科学者達が言えないのは「日本人と牛乳」に関して研究途上で完全な研究結果が無いためです。

今現在において「牛乳はあまり飲まない方が良い」で止まっています。

したがって「牛乳は良いのか?悪いのか?」と、はっきりするまでは一日、多くてもコップ一杯・半分位に控えておいて、牛乳をガブガブ飲むという事は止めた方が良いという事です。

日本人と牛乳の歴史

母親の乳離れをして、お乳(おちち)を飲んでいるのは動物社会において人間だけです。

人間が誕生してから長い期間を経て、人間の身体は非常に複雑でバランスがとれている身体に出来上がっています。

同じ人間でも、白人(コーカソイド)、黄色人種(モンゴロイド)、黒人(ネグロイド)と、身体の構造は違うわけです。

長い人間の身体の歴史から日本人は、日本人としての歴史を経て日本人の身体は形作られてきました。

その日本人として出来上がった体が、何万年も食してきたものは、米と魚です。

牛乳の歴史

牛乳の歴史は古く飛鳥・平安時代頃にありますが、日本の一般庶民に牛乳が親しまれ始めたのは1872(年明治4年)からです。

学校給食でほとんど毎日飲まれるようになったのは1954年です。

牛乳を飲む文化が広がって明治から今日に至るまで145年、毎日飲まれるようになってから63年と、日本人が牛乳を飲むようになった歴史は非常に浅く日本人として形成された身体は3万年ですから日本人にとって、牛乳の登場は、まだ最近なのです。

学校給食により、パンと牛乳に変わり日本食であった米と魚が、欧米化してしまったのです。

牛乳の毒性?

牛乳はもともと日本人の生活にはなかったもので、様々な観点で争論されていますが「下痢」、「アレルギー」、「骨が痛む」、「ホルモン」、など牛乳との関係をお話しします。

下痢

日本人の約8割は「乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)」といって、牛乳に含まれる「乳糖(ラクトース)」という糖分を分解する能力(乳糖分解酵素)を持っていないため、牛乳を飲むと便が緩くなったり下痢をします。

おっぱいを飲んでる乳児(赤ちゃん)の時は乳糖分解酵素で分解して吸収する働きを持ってますが卒乳する頃からその働きは低下し、ご飯から栄養を摂る身体になっていくわけで年齢と共に乳糖分解酵素は低下します。

日本人の多くが乳糖分解酵素が少ない、または、持たないという乳糖不耐症ですから小腸で消化吸収できずに大腸まで流れ腸内細菌により発酵し、腸内環境が乱れ酸やガスを産生し、腸が刺激されお腹が張ったり下痢や腹痛を起こしたりします。

一般的に牛乳を飲むとお腹が刺激されて下痢する人は多いと思いますが、このくらいであれば問題視する事ではないようです。

ですが、下痢になるとせっかく飲んだ牛乳や その他の栄養分や善玉菌、水分も一緒に排出されてしまいます。

乳糖(ラクトース)は体内の酵素によって分解された場合、血流に吸収され、血糖値を上げます。

脂肪分が少ない・無い「低脂肪乳」「無脂肪乳」では急激に吸収されますから一気に血糖値が上がりやすくなり、要注意でもあり太りやすくなる原因でもあります。

また牛乳に多く含まれる脂質は、飽和脂肪酸ですから摂取が多いと中性脂肪やコレステロールが増えます。

アレルギー

上記の乳糖不耐症とは違い牛乳に含まれる、主に「カゼイン」というタンパク質は粘り気も強く固まりやすい性質を持ち消化気管で思うように処理できないため、腸から栄養が吸収されにくく腐敗しやすいので下痢をする原因になります。

そして、カゼインの粒子は非常に小さいので腸壁を通り越して血管内に入り血液を汚していくため身体は異物とみなし、この異物を身体から出すために皮膚からの排出、呼吸器からの排出などをしてアレルギー反応を起こします。

ですからカゼインは炎症、アレルギー症状を引き起こす原因物質であると言われ皮疹、蕁麻疹、嘔吐、下痢、鼻炎、胃痛などの症状、さらにアトピー性皮膚炎、腸炎、喘息などの症状やアナフィラキシーショックを引き起す危険性があります。

人間の乳幼児には分解が困難なタンパク質で多くは乳・幼児期に発症しますがアレルギーの大半は数年で症状を出さなくなります。

しかし、神経系の中毒性が示唆されており腸でタンパク分子に分解されるとモルフィンと呼ばれる物質になります。

モルフィンは、麻酔薬のモルヒネに似た作用を持ち、これが腸の膜を通過して体内に吸収される可能性がありすると、脳の働きに影響を与え、注意欠如・多動性障害の発達障害や、精神分裂症の原因になるとも言われています。

骨が痛む

牛乳のなかには多くのカルシウムが含まれていますが、これが重要な問題なんです。

「牛乳はカルシウムが多いので良い」と言われますが日本人は魚、いわゆる小魚が伝統的な食文化であり、しらすやじゃこ、煮干しなどで牛乳を飲まなくても、その小魚のカルシウム位で骨をつくるようになっています。

牛乳のカルシウムは、小魚のカルシウムの吸収率とあまり変わらないというデータも出ています。

ところが歴史上浅い、牛乳というものを飲むとカルシウムが過剰になってしまうため、身体はカルシウムが過剰になるとカルシウムを体外へ排出しようとします。

カルシウムは骨をつくるだけではなく色々な作用があり、身体の水分である電解質(イオン)との作用(神経の伝達、筋肉の収縮、骨や歯をつくる、血液を固めるなど)やシュウ酸(体内に取り込まれたカルシウムと結合し結石の原因物質となります。)との作用など様々あります。

身体はカルシウム濃度を一定に保とうとする働きがあり体内カルシウム濃度が上がるとカルシウムを排出してしまいます。

その排出の際、ついでに骨も削って(溶け出して)しまい骨が細く弱くなり、骨を強化するのではなく骨が痛むことになります。

他に、牛乳に含まれているリンはカルシウムと結びついて、リン酸カルシウムとなり骨のカルシウムを溶かしてしまうとされ、体内にあったカルシウムが体外に排出されていくという訳ですから体内ではカルシウム不足を起こし、その結果、骨粗鬆症などを招いてしまう可能性もあると言う事です。

また、カルシウムは血液や細胞内にも微量に存在しており濃度を保とうとするため余分なカルシウムは骨から血中へカルシウムが放出され、カルシウムの塊が体内の組織に沈着する症状があります。

骨に沈着したカルシウムは変形性膝関節症や、神経圧迫の原因など細胞に蓄積したカルシウムは、アルツハイマー病や糖尿病の原因など血管に沈着したカルシウムは動脈硬化などの一因に関わります。

牛乳を飲めば飲むほど体内のカルシウムが減少し、カルシウム摂取だけを単純に考えれば牛乳を飲むというのは日本人には必要ない事なのです。

ホルモン

牛乳にはIGF-1やエストロゲンが含まれています。

共に、がんのリスクが問題になっていますがIGF-1は「超高温瞬間殺菌」処理で減少し仮に存在しても、がん増殖リスクは低いとされます。

エストロゲンの量は微量で心配するレベルの量ではなく女性ホルモンの影響を受けることも無くがんのリスクは高まらないとしていますがマウスの実験で影響を及ぼさなかったという事であくまでも海外のデータです。

IGF-1はインスリンに類似した働きを持ち、人の健康維持や成長には必要なホルモンなのですが細胞の分裂増殖をさかんにさせる成長因子ですから、毛母細胞の分裂をさかんにすれば毛が生えてくるしガン細胞があれば、その増殖を促進させます。

IGF-1は超高温瞬間殺菌でも減少しない報告もあり、牛乳によって血液中のIGF-1が増える理由はタンパク質のカゼインがIGF-1の血中濃度を高めているという事実があるようです。

IGF-1は、人と牛で同一で増して、人に対して成長促進作用、細胞増殖ですから血中濃度を上昇させる牛乳は乳がん、前立腺がん、大腸がんなどの発症に起因していると考えられ多種多様な、がんとの関連性が指摘されています。

エストロゲンは卵胞ホルモンで生殖器の発育に関与する女性ホルモンです。

市販の牛乳のほとんどは妊娠牛から搾った牛乳です。

妊娠したり分娩後の雌牛から搾取した牛乳は血中のエストロゲン濃度は高くなり牛の体内で大量の女性ホルモンが分泌されています。

牛乳飲用後に検証した、排出される尿中には高い値の尿中女性ホルモンが排出されていますから「牛乳内のホルモンは女性の体内を流れているホルモンの量に比べれば微々たるもので問題無い」 としていますが、体内に入る女性ホルモンは許容摂取量を超えているわけです。

簡単に言いますと未発達の人間に女性ホルモンが必要以上に摂取されると女性は早期に発達し過ぎ、男性は女性化し精子数が減少するなど女性は特に乳がん、男性は特に前立腺がんとがんのリスクは無いとはいえません。

エストロゲン単独ではなくプロゲステロン(黄体ホルモン)などが関与していると考えられますがいわゆる、牛乳のエストロゲンが体内で吸収され体内をめぐって腎臓から尿中に排出されたことになり体内生産以上の女性ホルモンを摂取している事になります。

つまり消化、吸収とか関係なく人は牛乳を飲んだら血中の女性ホルモン濃度が上がると言う事でがんの発症リスクを懸念する要素を持ち合わせています。

その他

牛白血病に感染した牛が毎年増加しているそうで血液を介して牛白血病ウイルスが伝わり広がって行きます。

いわゆる「血液のガン」で、リンパ球に感染するレトロウイルスと呼ばれるもので牛のレトロウイルスは人のリンパ球に感染することはないとされたとえ牛乳にウイルスが含まれていたとしても有害性はないとされています。

しかし牛のウイルスが人に絶対に感染しないのか不安が残りますし、因果関係は不明なものの乳がんの人では、高い確率で牛白血病ウイルス保有者がいることが確認されてます。

まだまだあるのですが、牛乳に含まれる様々な成分がどうしても日本人にとって消化を助けられず、栄養をとることができないものがあります。

体内でスムーズに処理できないと血液を汚してしまう原因になりますから排出されず体内に蓄積される場合は、様々な毒素となりその何らかの一部が脳に行ってうつ病など、精神病の原因になんるのではないかと相当疑われています。

最後に

牛乳を飲むな!とは言えません。

現状において、控えめで飲んだ方が良いのではという事です。

牛乳の害を長々と綴ってきましたが上記の内容、全てを否定している人達もいるわけで相反する情報や報告によって正直、私達の身体と牛乳は迷いの中にいます。

乳製品も関わりますが日本人が牛乳を飲んでどうなのか!?

国や大学、研究機関、酪農牛乳メーカーは口を閉ざさず明快にする時がやってきました。

何か?真相を包み隠してるような感じは否めませんが海外のデータを基にするのではなく今まで以上に日本が誠実に取り組んで研究をするべきです。

もし、「牛乳は悪い」となると酪農牛乳メーカー、付随する業界は大打撃、経済損失、混乱を招くことになるでしょう。

その事態を恐れるのではなく(恐れていては、牛乳の未来はありません。)

未来の子供達のため消費者が望んでいる「牛乳は良い」を新たに作り出すことが出来るのは日本人です。

しいては日本の酪農が世界の酪農をリードすることになる訳です。

厚生労働省では「離乳食の基本」として「牛乳を与えるのは1歳以降が望ましい」としています。

これは、牛乳の鉄分が体内での吸収率が悪く排出されてしまう鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)が心配されての事です。

一番のかなめは、腸が傷がついて出血が起こる現象がありそれが炎症、アレルギー症状を引き起こす事ですが「傷がついて出血が起こる」という、説明が見当たらないのが余計に、不安・疑問要素を増しているのではないでしようか。

浅い牛乳の歴史に身体が慣れるのには(慣らしましょう!と推奨されていますが・・・)かなりの長い期間が、それなりに必要であり食品として安全であることが第一です。

抗生剤など牛の飼育過程や環境も問題視されている部分もあります。

牛の血から出来た牛乳・・・

主食は米、主菜が魚、これこそが日本人のDNAなのですが・・・

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