人物

田口奈津子 重ね押し消しゴムはんこの秘密やきっかけ!アート世界やプレバト

人物

こんにちは(こんばんは)!
管理人の hiroro@ です。

 

今回ご紹介するのは
田口 奈津子(たぐち なつこ)さん。

 

気軽に
「消しゴムはんこ」を始めた末
アートを作り出す女性となったひとり。

 

「消しゴムはんこ」の先生として
テレビ番組、毎日放送(MBSテレビ)の
『プレバト!!』で活躍中ですね。


出典:Instagram

緻密な「切り絵の世界」でも活躍し
テレビ出演や書籍の出版、
消しゴムはんこを使ったイラストで
企業からの図案依頼、
広告やレターセットのデザイン、
国内外でワークショップを行うなど
多数の仕事を抱えながら
「消しゴムはんこ」で
絵を手がけるアーティスト。

 

普通の「消しゴムはんこ」とは全く違う
繊細で優しく温もりある作品の仕上がりは
色付けした消しゴムの重ね押しから生まれ
頭脳で計算されたクオリティの高さは
国内外問わず
注目度がますます高まっていて
田口 奈津子さんも
精力的に新作を発表して
多くのファンを生み続けいます。

 

消しゴムはんこは
絵心がなくとも
暮らしのアートととして
楽しく作品がつくれますが
田口 奈津子さんの作品は
今までに見たことのない目を疑うほど
全くもって次元が違う作品です。

 

色とりどりの素晴らしいデザインの
アート作品として堪能できる
新感覚の消しゴム版画を生み出し
「消しゴムはんこ画家」と名乗る
田口 奈津子さんの
消しゴムはんこの重ね押しにある秘密や
始めたきっかけ、プレバト出演のこと
消しゴムはんこの
魅力あふれる素敵なアートの世界を
探っていきたいと思います。

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田口奈津子さんと消しゴムはんこのきっかけ

プロフィール

名前:田口 奈津子(たぐち なつこ)

別名義:naco

生年月日:1978年

出身地:京都府京都市

血液型:A型

学歴:神戸大学 工学部建設科 卒

資格:2級建築士

職業:消しゴムはんこ画家

所属:ヒノデワシ株式会社

ブランド名:Atelier_Naco

幼少期:スウェーデンで過ごす

 

田口奈津子さんの略歴と
消しゴムはんこのきっかけ

「消しゴムはんこ」とは
 消しゴムスタンプや
 消しゴム版画と呼ばれるもので
 消しゴムを
 カッターナイフや彫刻刀を用いて加工し
 インクを付けて押す(捺す)​という
 ハンドクラフトホビーの一種です。

 

田口 奈津子さんが
消しゴムはんこを始めたきっかけは
大学卒業後
勤めた会社の先輩が
彫っていた消しゴムはんこを見て
見よう見まねで真似したら魅了されて
ハマってしまったのがきっかけです。

 

小さな頃から
絵を描くことが大好きで
スケッチや模写をしたりしてましたが
絵画の道に
進もうとは考えていませんでした。

 

大学卒業後、
建築士として住宅設計会社に就職し
設計図や透視図など描きながら
美しく見えるよう背景に色を重ねたり
建築模型などを制作してしました。

 

2007年には
雑誌編集勤務を経験し
広告やキャラクターデザインなどを手がける
デザイナー&イラストレーター。

 

2008年より
消しゴムはんこを始めます。
 
 幼少時代からのスケッチや
 建築製図や模型の経験が
 巧みな腕前を発揮できた
「消しゴムはんこ」の原点と言えます。

 

雑貨デザイナーとして
個展やイベントに奔走しながら
どんどん「消しゴムはんこ」にハマり
有名になったきっかけは
田口 奈津子さんのブログ
「Atelier * Naco」に
作品を掲載し発表していくうちに
人気となり注目を浴びるようになります。

 

2009年より本格的に
消しゴムはんこアーティストとして活動し
個展やイベントを開催していきます。

 

2011年には初本
「けしごむはんこ素材集」を出版。

 

2012年に結婚
2年後に息子さん「○○ま君」が誕生。

 

ヒノデワシ株式会社という
消しゴムメーカーが主催する
消しゴムはんこ教室のイベント出展の際は
講師として招かれ
消しゴムはんこの楽しさを伝えています。

2019年
版画の作品展「板院展」へ出品し
新人賞と院友推薦大矢鞆音賞
(いんゆうすいせんおおやともねしょう)の
ダブル受賞をしています。

 賞名になっている
「大矢鞆音(おおや ともね)」さんは
 版画評論の第一人者であり
 消しゴムはんこで
 大矢賞を受賞するのは
 評価された証で画期的なことです。

 作品は「碧晄の奏でる」です。
 

 

現在は
千葉のアトリエで制作に励んでいます。

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田口奈津子さんのプレバト

田口 奈津子さん
人気となるきっかけが再び訪れ
2017年10月
『プレバト!!』毎日放送(MBSテレビ)に
初出演しました。

 

専門家ゲストとして
消しゴムはんこコーナーを担当し
消しゴムはんこの手軽さや
実は奥が深い独特の世界観で
消しゴムハンコ画家として
全国的に有名になり
絶大な人気を誇るようになります。

 

残念ながら『プレバト!!』は
毎週の出演ではありませんので
お見逃しのないよう
出演日をチェックし
消しゴムはんこの世界を
ひと時、
ご覧になってはいかがでしょうか。

田口 奈津子さんの
優しく評価してくれる
人柄にも注目です。

 

『プレバト!!』出演を機に
2018年06月28日
ステップアップ形式で
消しゴムはんこの
1から10までテクニックを紹介した一冊
「消しゴムはんこの教科書」が
ブティック社から発売されました。

 

たくさんの著書が期待されていますが
すでに
著書15冊、図案提供本30冊以上と
以前から
多忙な毎日をお過ごしのようです。

田口奈津子さんの重ね押し消しゴムはんこの秘密

消しゴムはんこといえば
地道な作業でアナログ的な感じですが
田口 奈津子さんの
秘密は
消しゴムの重ね押しにありました。

 

田口 奈津子さんの
消しゴムの押し方は
枠内を押す(塗る)ような
単純な空白をうめる押し方ではなく
はんこのパーツをたくさん使って
つなぎ合わせて重ねて押すことです。

 

繊細な技法で
細分化した「はんこのパーツ」を駆使し
グラデーションや陰影、
ピュアな透明感、立体感など
見事に選び抜かれた
色使いの色変化(いろへんげ)は
秘法と言っても過言ではなく
ズレないように
繰り返し重ね押しの技であり
これが
真似の出来ない重ね押し。

多色刷りのように
グラデーションが絶妙に彩どり
見事なまでに
色の魔術師のように魅力ある
1枚の絵を完成させるのが特徴です。

「碧晄の奏でる」

 まっすぐ伸びる白い細い線は
 木版画などではできないそうです。 
  出典:Instagram

   大矢賞受賞した文章に戻る

色使いには
多数のインクを所持して
自在に
何十種類もの色を使いこなせる
色感が優れている証拠です。

 

色を変えたり
押す回数や押し具合を変えたり
技法を変えたりしながら
いくつも色を重ねて
納得のいくまで重ね押しし
完成させたいイメージに近づけていく
見事なこだわりの作品で
その仕上がった絵の全貌には
脱帽してしまいますが
なんと
絵を学んだり習った経験がないという
驚きの才能。

まさに熟練された
もしくは、生まれ持った感性です。

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田口奈津子さんの消しゴムはんこアート世界

消しゴムはんこは
まず、スケッチ。

 

原画があれば、スケッチは省いて
トレーシングペーパーを
しっかりと押さえて図案を描き写します。

 

消しゴムは
ハガキサイズが一般的で
ソフトタイプの 単純な図案向き
ハードタイプの 細かい図案向きを
使い分け
消しゴムの表面についている粉を落とし
トレーシングペーパーを消しゴムに載せて
シャープペンシルや平たい物で転写します。

 

アートナイフ(デザインカッター)や
カッター、彫刻刀など
自分の使いやすい道具で
消しゴムの方を
回しながら彫っていくのがポイント。

 

インクパッドを
はんこに優しく押し当て
ケント紙などに
両手で押さえて「はんこ」して
消しゴムはんこの作品が出来上がります。

 

※音が出ますので音量に注意して下さい


  出典:Nichibun Tube

 

田口 奈津子さんのアートな世界は
外出時に
スケッチをしたり
メモをしたりしません。

 

頭の中にインプットして
インスピレーションを活かしています。

 

明るい空間になっているアトリエの
デスクに向かった時
記憶をたどりながらイラストを描きます。

 

まず
ラフスケッチはコピー用紙に描き
スケッチブックは使いません。

納得のいく下絵が仕上がるまで
何枚ものコピー用紙に描いていきます。

 

消しゴムは「ヒノデワシ」の
ハガキサイズのものを愛用。

シャープペンシルは
ステッドラー社の製図用を愛用。

デッサンや構図
カッティングもさることながら
インクのバリエーションが
プロの領域でした。

 

主なインクは
「VersaCraft(バーサクラフト)」の
 忠実に表現できるインクとして
 色幅豊富な布用スタンプインクの定番で
 消しゴムハンコに最適なインクや
「ツキネコ クラシック」の
 インクパッドも全色常備。

 

「インカー(インク補充液)」も
 ほぼ全色をストックし
「アートニック(紙用スタンプインク)」
「バーサマジック(チョークインク)」
「メメント(マーカーペン)」など
 数え切れないほど揃うインクを
 作品のイメージに合わせて使い分け
 表現の具現化を無限に広げています。

 

紙は
表面がツルツルしているほうが
ハンコの良さが上手く表現できるとして
ケント紙や厚口の上質紙がほとんどで
そこに「はんこ」を
押し具合を指先で感じとりながら
納得するまでぴったりと押し重ねます。

 

完成した「はんこ」は
クリアボックスに
大切に収納して保存しています。

「春陽に舞う」

 色いっぱいの花束と
 人物の繊細さに注目。
  出典:Instagram

アナログな手法なれど
奥が深い消しゴムはんこ
重ねて押すことで色彩が変化し
様々な色でグラデーションや
陰影で奥行きのある立体感や透明感を出し
多色刷りが再現できる手法により
絵画とも版画とも違う
世界をつくりだした田口 奈津子さん。
 

一度、はんこパーツを作れば
同じパーツで
色を変え、押し方を変えて
アレンジで自由自在に表現が変化し
違う作品として生まれ変わり
多彩な表情をもつ作品が生まれる
消しゴムはんこのもう一つの顔で
アートな世界を上品に仕上げています。

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田口奈津子さんまとめ

田口 奈津子さんの来歴や
消しゴムはんこを始めたきっかけ、
『プレバト!!』出演でゲストを務め
消しゴムでアートな作品が
繰り広げられることが発信されました。

 

繊細な選び抜かれた色づかいで
秘密の詰まった重ね押しの手法で
絶妙なバランスで上品に完成させる
消しゴムはんこの
魅力的なアートの世界をご紹介してきました。

 

「はんこにしなくても
 描けばいいのでは?」と
思うかもしれませんが
田口 奈津子さんは
「版画のような温かい感じが好き」で
もっと消しゴムはんこを広めたいそうです。

 
その日のうちに始められてしまうという
人気の大きな要因のひとつであり
メディア等で広まってると思いきや
意外と
「消しゴムはんこ」をされている方は
少ないようで
大勢の人に認識してもらいたいようです。

 
切り絵でもさすがの腕前、
大人にも子供にも愛され感動させてくれる
素敵な作品と田口 奈津子さんの活躍を
応援しています。

 

個展情報
2008年より毎年、
 滋賀県で個展開催

2013年5月
 香港で個展開催

2017年5月
 表参道 HB Galleryで個展開催

2020年1月
 「座・高円寺」Galleryアソビバで個展開催

 

最後までお読みいただき
ありがとうございました。
 
 
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