人物

村上茉愛、体操・新ヒロインがゴムまりの筋肉で東京五輪金メダルを目指す

人物

村上茉愛(むらかみ まい)

女子体操競技選手。

 

女子体操界において日本人選手では

彼女こそ今現在

最もメダルに近い存在の注目選手です。

 

迎える

2020年の東京オリンピック

数々の栄光の歴史を刻んできた「体操王国ニッポン」に

女子選手のメダル姿が返り咲くかもしれません。

村上茉愛(むらかみ まい)

弾ける笑顔や

ムキムキの体型が非常に人気でもあります。

最近の成績

2017年の世界体操選手権で

個人総合は4位入賞でしたが

種目別の床で自身初となる

日本人として実に63年ぶりの金メダルを獲得し

1954年、ローマ大会の平均台で金メダルを獲得した

池田(旧姓:田中)敬子さん以来の2人目の偉業達成です。

 

2018年、体操ワールドカップ東京大会で

女子個人総合で優勝を果たし

同じく2018年

体操競技日本一を競う大会ではありますが

全日本体操個人総合選手権で優勝し

2016、17、18年と堂々の3連覇を果たしました。

 

そして注目すべきは

国際体操連盟2018年4月27日現在において

2018年個人総合世界ランキング2位ということで

今後の活躍に注目をあびています。

プロフィール

華々しい数々の選手経歴がありますが

割愛させていただきます。

 

生年月日:1996年8月5日

生誕地:神奈川県相模原市

身長:148㎝

体重:48㎏

血液型:O型

所属:池谷幸雄体操倶楽部

学歴:日本体育大学 在学中

好きな食べ物:オムライス

嫌いな食べ物:ししゃも

愛称:ゴムまり娘 、まいちゃん、ちび

市立小平第三小学校卒業後

2009年4月、武蔵野東中学校に入学

2012年4月、明星高等学校に入学

2015年4月、日本体育大学に入学

家族

父親は村上仁(ひとし)さん

池谷幸雄さんの弟・池谷直樹さんと同級生で

元は体操選手であり

池谷幸雄体操教室のコーチです。

 

母親は村上英子さん

東京・小平市で「ei美容室」を

2005年4月にオープンし現在に至り

中学の時、体操部に入部し活躍しますが

トップレベルの選手に追い付かず

始じめるタイミングが遅かったと後悔し

「私の子供ならメダルを取れるような体操選手になるはずだ」と

未来の子供に夢を託します。

 

その夢の子供たちは

男2人女3人の計5人授かり、体操教室に通いました。

 

長男は大学まで体操選手で現在は中学校教師。

長女は美容師。

次女が村上茉愛。

三女は美容学校。

次男は中学で体操選手、パリ五輪が目標。

と、現在は村上茉愛と次男の2人が体操選手。

 

母親は

5人を体操選手に育てあげるには

専業主婦のままではいられないと思い

通信教育と美容室に弟子入りする事から始めて

それで美容師になったわけです。

 

また、

池谷幸雄が小平市で体操スクールを開く話を聞いた為

村上茉愛が3歳の時

相模原から小平に引っ越して来て

父親はスクールの講師になって

スクールの近くで美容室を開業するという展開で

まさに

体操を追い続ける家族です。

村上茉愛の強み

母親は

村上茉愛が生まれ、おむつを取り換える時

すでに、体が柔らかいこと、

股関節が柔らかいことを確認し

体操に向いている茉愛の才能に気付いてたと言います。

身体

体操は、

3歳の時に母親の勧めがきっかけで始め

池谷幸雄体操倶楽部に所属し

コーチの父親に見守られ、兄の体操を間近に感じながら

着実に実力を付けていきます。

愛称のゴムまり娘とは

恵まれた脚力で中でも太ももは

ゴムまりのようなジャンプの原動力となっていて

これまで

世界でも数人しか成功させることができなかった

H難度のシリバス(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)を

小学6年生ですでにこれを取得し、

高校2年生では

1回の演技でH難度のシリバスと

H難度のチュソビチナ(後方伸身2回宙返り1回ひねり)を披露し

大技を2つ見せたのは世界初であり

世界のトップへ押し上げたのは抜群の跳躍力で

特に足の筋肉がすごく強く、下半身が強い選手です。

 

着地の衝撃が大きいシリバスをこなせるのも

筋力による下半身の安定感によるもので

幼少期から体操を始めたことで

身体能力や空中感覚が吸収しやすくなり

母の積年の思いが村上茉愛の強さを作り出しました。

精神力の源は

9歳の時の子役タレントです。

体操と並行して児童劇団に所属し

約600人のオーディションの中から

最終オーディションでは

体操を生かしたバク転を披露し抜擢され

阿川佐和子原作の小説を深田恭子主演で

ドラマ化した「ウメ子」に子役として出演し

主人公の子ども時代の親友の「河合ウメ子」役を演じ

主人公の子ども時代と言えども

かなり重要な役どころです。

 

撮影期間の約1ヶ月、自宅の小平市から

1人で満員電車に揺られ、ロケ地に向かった経験や

カメラに囲まれることにも慣れ

劇団と体操の両立、子役という演技力の経験が

体操での精神力、演技力を支える糧となっています。

 

切り替えの出来る、明るい性格でもあります。

資格

本人も審判の資格を取得し、

国際審判の採点傾向、減点箇所や

ルールを理解し、演技構成に生かすべく

一つ一つの細かい減点を気にしながら

少しでも得点に結びつけられるよう

演技実施の完成度を表すEスコアを上げて

さらに上を目指すという努力もしてきました。

気になる恋愛

理想の男性のタイプは?

「自分がうるさいタイプなので、静かな人」が

理想のようですが

以前

プリクラの画像を自身のツイッターで公開してしまい

二人が付き合っているのは公然の事実として

同大学同学年の「ひねり王子」こと「白井健三」との

交際が明るみに出たのは有名な話で

お互い12歳の時からのお付き合いのようです。

 

現在

間違いなく今は別れているという話もあり

ラブラブな状態は続いているという話もあり

どちらもプラスになる体操ができれば良いですね。

東京五輪に向かって

少女から大人の体形に変わる時期

女性は17歳前後から

胸、尻、太ももに脂肪をためやすい体になり

体重が増えやすくなることや

体形が変わると感覚も変わるので

コントロールする必要が出てきます。

 

女子体操選手のピークは10代といわれ

大学卒業までに引退する選手が多いです。

 

村上茉愛自身も

太りやすい体質が悩みで

大学に入った頃は

体重が増え、大会で良い成績が得られなかった事から

食事管理や意識改革をしていましたが

今後目指す

2020年の東京五輪では24歳ですが

中学時代の海外での合宿や試合経験が

ピークを跳ね除けているようです。

 

精神的な強さは経験で作られる

経験を積んでいる分

追い来る若手とベテランの差を見せつけて欲しいところです。

まとめ

「毎日命をかけてる」と語っている彼女。

小さな頃から夢だったリオ五輪出場を果たすものの

メダルには届かず無念にも涙を呑みました。

 

過去すべてに順調だったわけではなく

左ヒジの手術もしていますし

当然のことながら

練習を繰り返して不安要素を減らし

何度も涙し、血の滲むような努力があり

練習内容の変更や体質・意識改革によって

挫折を乗り越えて来た彼女。

 

この挫折が彼女を強くし

決意はさらに強固なものになったはず。

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