エイプリルフール(April Fools’ Day)とは、
毎年4月1日には「嘘をついても良い」という風習です。
4月1日の正午までに限るとも言うのは
イングランド(や、アイルランド)のみであり
4月1日いっぱい許される地域が大半です。
Fools’の
Foolは、「愚か者」という意味で
「s」が付いているので複数形になり
アポストロフィ「 ’」が付くことで、「~の」ですから
April Fools’ Dayは「四月の愚か者たちの日」が、直訳になります。
日本では
「エイプリルフール(April fool)」と言っていますが
本来、騙された「愚かな人」を指す言葉で
4月1日に騙された人のことで
日本語の直訳では「四月馬鹿」と呼ばれています。
いつ、どこで
エイプリルフールの習慣が始まったのでしょう・・・?
文献による起源
1392年 チョーサーの作品が
エイプリルフールについての
最古の作品であるとされていますが
あまりにも曖昧で
エイプリルフールの風習が認められていません。
1539年、文献上で確認できるのは
フランドル
(フランス北端部からベルギー西部にかけての地方)の
作家「エドゥアルド・ドゥ・デネ」の詩に
結婚式の準備をすると偽って
4月1日に使用人をあちこちに使いにやって
右往左往させてからかう貴族が描かれています。
エイプリルフールが少なくとも16世紀に遡り
ヨーロッパの大陸北部に起源を持つことが言えますが
しかし、
起源が何であったかについてはわかっていないところです。
ヨーロッパの暦
ユリウス暦は
紀元前46年にユリウス・カエサルによって制定され、
1月1日が年始となっていました。
キリスト教がヨーロッパ全体に広がるにつれて、
「クリスマス」や「イースター」などキリスト教の重要な日を
元日とする動きが行なわれ
国によって違った日に一年が始まる事となってしまいました。
そしてよく言われるのが
中世ヨーロッパの多くの諸国は、
3月25日の受胎告知(じゅたいこくち)日を
新年の始まりの祝祭とし8日間の祝祭を開き
4月1日は祝祭の締め日(最後の日)であったようです。
受胎告知日:キリスト教の新約聖書に基づく
大天使ガブリエルが、処女マリアに
イエス・キリストの懐妊を告げたこと。
起源説
結論から言うと
エイプリルフールの起源は全く不明であります。
諸説の起源説を挙げますが
正確な由来は仮説の域を出ませんし否定もされてますが・・・
ヨーロッパにおいては
一年の始まりは春分の日付近に始まるという
春分年初の考えがあったようです。
1.フランス
年始の日を3月25日としていたのは
ローマやイギリスであり
フランスの新年は
4月1日と特に繋がりがなかったという説がある中、
定番のフランス説。