妻の日は12月3日「妻・嫁・女房・奥さん・家内・かみさん」パートナーを何と呼ぶ?

公開日: : 最終更新日:2020/02/23 行事

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妻の日は12月3日です。


1年間の妻の労をねぎらい

感謝する日とされています。


妻の日由来

妻の日は

1995年(平成7年)に

凸版印刷(とっぱんいんさつ)株式会社が

ある企業から印刷の仕事、

新製品のキャンペーンの依頼をうけた過程で

「家族の絆も深まり、感謝する心、

 人を思いやる心が育つのではないか」と提案され

「妻の日」と制定、登録された記念日です。


年の最後の月である12月に

今年1年間の労をねぎらい

「妻に感謝する日」 という意味で

最後の月(12月)+ 感謝を表す「サンクス(Thanks)」の

サンを3日にたとえて組み合わせた語呂合せです。

妻の文字

「妻」は

古くからある言葉で会意文字です。


会意文字とは

 二つ以上の漢字を組み合わせて

 別の新しい意味を表した文字です。


「妻」は

簪(かんざし)で飾った女性を表しています。


(かんざしの形)+ (右手の形)+


「かんざしに右手をやって髪を整え飾る女性」の象形から

「妻」という漢字が成り立ちました。


音読みは呉音が「サイ」、漢音が「セイ」、

訓読みは「つま」

音読み・訓読み以外の読みが「め」です。


元来「つま」は

「夫」と書いても「つま」と読み

男女にかかわらず配偶者を表す言葉でした。

妻の呼び方

既婚男性がパートナーの女性を

誰かに紹介したり話題に出したりする時

「私の妻です。」

「うちのカミさんが…」・・・と、

妻・嫁・奥さん・女房・かみさんなど

様々な呼び方が使われていますが

あなたは何と呼んでいますか?

江戸時代

ひと昔前の女性は、

格式や身分によって呼称が違っていました。


将軍家では

 「御台所(みだいどころ)」

  略して「御台様(みだいさま)」


御三家・御三卿(水戸、尾張、紀伊)では

 「御簾中(ごれんちゅう)」


10万石以上の大名では

 「御前様(みぜんさま)」


10万石未満の大名では

 「奥方」


将軍直属の家臣

 (1万石以下、将軍に直接会えた人)

 つまり「旗本」では「奥様」


御家人では、

 「御新造様(ごしんぞうさま)」


足軽では

 「御新造さん」「御内儀(ごないぎ)」


町方や庶民では

 「女房」「おかみさん」

など。

最適な呼び方は「妻」です。


712年(和銅5年)の奈良時代に編纂された

日本最古の歴史書「古事記」にも記され

古くからある言葉です。


明治以前頃は

「妻」を「さい」と呼ぶほうが多く

1898年(明治31年)婚姻制度が作られ

正式的に

「妻(つま)」と呼ぶようになったようです。


婚姻制度上、

書類の続柄にも「妻(つま)」と書かれるように

婚姻関係にある女性は「妻(つま)」であり

一般的に

夫が配偶者のことを言う呼称は「妻(つま)」となります。

「夫」の対義語は「妻」であり

「嫁」の対義語が「婿」であるように

本来は自分の妻ではなく自分の息子の妻であり、

嫁いできた女性、家族に迎え入れられた女性の呼称で

「嫁」と呼ぶのは

結婚した息子の父親及び母親となります。


結婚したばかりの女性や、結婚した相手の女性、

自分の妻を指す言葉として

解釈を広げて古くから用いられてますが

自分の「妻」を

「嫁」と呼ぶのはあまり好ましくないようです。

奥さん

「お屋敷の奥の方で

 大事にされている貴婦人」と言う所から

生じた敬称です。


奥方や奥様、大奥は

入口から離れた場所にある

「奥の方に住む人」

「生活する私的な奥の部屋」を「奥」といい

そこで取り仕切る身分の高い女主人や妻の事を差し

後に

庶民の間にも広く使われるようになりました。


そして

「奥様」とは他人の妻を敬って言う呼称、

「奥さん」はそれよりも軽い敬称であり

他人の妻に対する敬称なので

自分の「妻」のことを

「うちの奥さん」などとは言えない事になります。


自分の「妻」のことを他人にいう際

通常、敬称は使いません。

女房

「房」は「部屋」の意味で

「女官の部屋」が「女房」の原義です。


平安時代から江戸時代頃まで

宮廷や貴族などに仕えた女性使用人に

その邸宅で

彼女らにあてがわれた房(専用の部屋)を

「女房」 と言いました。


平安中期以降

「女官の部屋」の意味から

部屋を与えられた「女官」や

「上級の侍女(じじょ:世話をする女性)」を指し

「女房」と呼ばれるようになりました。


紫式部(むらさきしきぶ)や

清少納言(せいしようなごん)、

和泉式部(いずみ しきぶ)なども

「女房」の 一人であり

平安時代から鎌倉時代にかけて

平がなで書かれた作品は「女房文学」と呼ばれています。


後宮(こうきゅう:皇后や后の住む宮殿)では

明治に至るまで

女房が召された例が散見されます。


「女房」は

鎌倉時代以降

自分の妻の意で用いられるようになったものの

本来の意味で使うと

人の呼び方というより

身のまわりの世話をしてくれる女性の

使用人、世話人のニュアンスを含む

職業を指している言葉になりますので

好まれない呼称です。

家内

「家の中の、家の中にいる人」の意味だけがあり

妻としての意味はありませんでした。


この語に自分の妻の意をもたせ

妻を指す語として使われ始めたのは江戸末期ですが

明治期はほとんど使われていません。


明治末期から

昭和初期・中期にかけて多く使われるようになり

大正期に夫が働いて妻が専業主婦という

近代家族が誕生し

戦後の1950年代

日本の一般社会で「専業主婦」が定着し

1970年前後

専業主婦層の数がピークになりました。


専業主婦が当たり前であった時代において

「家の内にいる人」と言う意味からの

「家内」であり

共稼ぎが増えている現代の社会や

女性の在り方に合っているかは

疑問があり、あまり適さないと言えます。


「家内」という呼称は

男性片稼ぎモデルに裏づけられてきた

性別役割分業の性差別的思想の意味を含むからです。

かみさん

一説に

昔は

自分の妻のことを「山の神」と呼んでいたようです。


山の神は

女性神として信仰されることが多く

妻を「山の神」と呼ぶ例は、

古くは室町時代末から

近世初期の狂言を集めた書物に見られ

自分の妻という意味で使われるようになり

「うちの山の神がうるさいから~」とか言うそうですが

山の神が「かみさん」に変化したといわれています。


「山の神」の

省略形であることについては異論もあるようです。



また一説に

弥生時代の酒の造り方は、

炊いたお米を口で噛んで造る酒を、

「噛み酒」と言って

巫女が米をよく噛(か)んで、それを甕(かめ)に溜め、

次に

「刀自(とじ)」

(家事を司る女性の敬称)と呼ばれる

主婦や年長けた夫人達が酒を造ります。


一家の長は女性であった時代の酒造りの

「噛み」が「かみさん」の語源とする説があります。



目上の人を表す言葉に

商人の妻や女主人を「おかみさん」と呼びますが

元々

古くは貴人などの妻を敬って言う言葉が

「上様(かみさま)」です。


「上様(かみさま)」が変化して

やがて一般庶民の妻を表し

「かみさん」と呼ぶようになりました。


自分よりも偉い人、立場が上の人を指す意味の

「かみさん」は、あまり適さないと言えます。

最後に

「妻」の対義語は「夫」ですが

「夫の日」は、今のところありません。


妻の呼び方が

メインになってしまいましたが

全く縁もゆかりもない他人同士が結婚して

今、最も身近な存在であるのが妻です。


いつも陰ながら家庭を支えてくれている妻、

普段、

当たり前になっている「妻」という存在に

さりげなく

日頃伝えられない感謝の気持ちを

この日に伝えてみてはいかがでしょう。

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