師走の意味や語源由来は?今現在でも師走は謎の語源不詳

公開日: : 最終更新日:2016/12/31 行事

SPONSORED LINK

 

12月、何かと

気忙しく慌ただしさを感じる、

師走。

 

12月は

別名・異名として

師走(しわす・しはす)と言ってますが

日本では

旧暦(太陰太陽暦)12月を

「師走、師馳」(しわす・しはす)

 

または

「極月」
(きわまりづき・ごくげつ・ごくづき)と

呼んできました。

 

今でも

新暦(太陽暦のグレゴリオ暦)12月の

別名として

「師走」及び「極月」と呼んでいます。


何故「師走」というのか?


「師走」は当て字で

語源については

いろいろな説があるものの

すでに平安時代に

「しはす」の語源は

分からなくなっていますので

現在でも

正確な語源は不詳とされています。

 

12月の異名には

 師走(しわす)

 極月(ごくげつ)

 四極(しわす・しはつ)

 年果つる月(としはつるつき)

 歳極(としはつ・さいきょく)

 師馳月(しはせづき)

 趨走月(すうそうづき)

など、師走に係わる異名があります。

 

語源俗解、 民間語源、通俗語源など

連想からこじつけられた解釈として

根拠がないものとしていまが

正に「師走」は

昔の人が思いついた

連想や理屈やこじつけで

「師走」という「字」にしてしまった。

 

そんな

先人の「師走」に寄せた

奥深い思いの伝わってくる説が

数多くありますので

当て字である、師走(しわす・しはす)の

諸説を挙げてみましょう。

師が走る説



 平安時代末期の古辞書では

 「師(し)」は、僧侶のことで、

 お経を上げるのに西東へ

 「馳せる(はせる)」月と言う事から

 「師馳す(しはす)」と言う説。



 前説の「師馳す」に関しては

 民間語源(言語学的な根拠がない)で

 この説を元に、後から

 「師走」の当て字となったかも?説。



 「師」は、学校の先生

 年末で日ごろよりも

 忙しく「走り」まわる月だからと言う説。



 「師団(しだん)」は、

 軍隊の単位の一つですが

 年末になると

 兵隊さんがバタバタ「走る」と言う説。



 みんな忙しく、この時期ばかりは

 「師匠」でさえも急いで「走って」

 「趨走(すうそう)」することから

 「師趨(しすう)」が世間に広まって

 師走になった説。



 「御師(おし・おんし)」は

 神社の参詣の世話をする

 日本最古の旅行業者ともいわれる人たちで

 伊勢神宮など、お参りするための準備に

 1年で最も忙しく「御師が走り回った」説。


終わる意味での当て字説


 「仕事が終わる」


 1年の最後の月であることから、

 仕事を終わらせる

 仕事が果てるの意味で

 総仕舞いを表す

 「仕極つ(しはつ)」が変化した説。

 「極」は「果てる」という意味があります。



 「年が終わる」


 「年が果てる」と言う意味で

 「年果つ(としはつ)」が変化した説。



 「日時が終わる」


 貝原益軒が唱えた

 「しはつる月」は「日時が果てる月」で、

 これがなまって

 「しはす月」となったという説。


10
 「季節が終わる」


 「日本歳時記」という貝原益軒の書物では

 「しわすというは四時の訛り音なり、

 四極月(しはつづき)なるべし」と記載。

 四時(春夏秋冬)が果てる意味の

 「四極月(しはつづき)」の

 「四極(しはつ)」が変化した説。

 しかし

 「師走」との表記はありません。


11
 「物事をなし終える」


 「年の終わりに為し終える」と言う意味で

 「為果つ(しはつ)」が変化した説。


当て字説

12
 日本書紀に書かれていた

 「十有二月(シハス)」。

 万葉集では

 「十二月(シハス)」。


 シハスと読んでいた事は間違いないが

 「師走」との表記はありません。


13
 国語辞典によると

 当て字と書かれています。

 

以上、諸説でした。

 

まとめ


「師走」という

漢字を当てて書くようになったのは

元禄時代より後世であると思われます。

 

「しわす」の由来は

辞書でも不詳となっているし

全く一切の証がないので

推測の域を出ませんが

日本書紀や万葉集の書物から

十二月と書いて「シハス」と読んでいたが

「師走」との表記がないことから

発音に類似する「師走」の「文字」を

当てたのは察しが付きます。

 

しかしながら

どの諸説により「師走」となったのか?

もしかしたら、違う説があるのか?

 

「後世の当て字」という事実しか

わかっていません。

 

「師走」の一語だけでも

たくさんの説がありましたが

残念ですね。

謎で語源不詳だなんて・・・

 

こじつけでも

言葉の変容に日本語特有の

難しさも感じます。

 


そんな

年の瀬の12月、

1年の区切りをつける月で

日本の大事な習慣である師走。

 

慌ただしいだけで終わらず

師走という時期を見直し

家族みんなで、

1年が無事に終えることに感謝しつつ、

新しい年を迎える心の準備を

していきたいと思います。

SPONSORED LINK

関連記事

6月だけ祝日がない理由は?祝日が増えると仕事も増える?

祝日がない6月。 夏本番前の初夏であり ジメジメと梅雨の季節でもあり 憂鬱さを

記事を読む

【しぶんぎ座流星群】年始めおすすめ流星群、流れ星が無数に広がる

流星群の1つである 「しぶんぎ座流星群」ご存知ですか? しぶんぎ座流星群は ペ

記事を読む

4月1日生まれと4月2日生まれでは学年が違う理由!早生まれと遅生まれや歳の数え方の話

4月1日から新年度となり 学校や会社で新たな年度が始まる日です。 学年でいうと

記事を読む

精霊馬とは?お盆のキュウリとナス?置き方や由来や意味も地域で違う

精霊馬(しょうりょううま)とは お盆(おぼん)にお供えする物のひとつです。 お盆の行

記事を読む

猫の日は2月22日と8月8日。日本は猫の国、猫の歴史を探る

2月22日は 「猫の日」です。 「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、 猫とともにこの

記事を読む

祭り[鹿沼春の彫刻屋台まつり]4月29日.いちごとコラボ特別公開2018

4月29日 栃木県鹿沼市(かぬまし)で 「鹿沼 春の彫刻屋台まつり」が特別公開!!

記事を読む

敬老の日は9月第3月曜、老人の日は9月15日、違いや意味と由来、敬老の日は「としよりの日」だった!?

敬老の日(けいろうのひ)は 9月の第3月曜日で 日本の国民の祝日の一つです。

記事を読む

成人の日は1月第2月曜日。成人の日.成人式.20歳の歴史や由来

成人の日(せいじんのひ)は、 1月の第2月曜日で 日本の国民の祝日の一つですが 「

記事を読む

天使の日は10月4日、天使は「天使のブラ」のブラジャーだった!クーパー靭帯とバストの関係

天使の日は10月4日で 「てん(10)し(4)」の語呂合わせです。 神話・伝承に登場

記事を読む

【2016】 山・鉾・屋台行事、ユネスコ無形文化遺産の33件祭り登録が決定!

 ユネスコ無形文化遺産の登録を目指して 「山・鉾・屋台行事」である 日本各地の

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です



かき氷やアイスでキーンと頭痛の予防.対処法.なぜ頭が痛くなる?アイスクリーム頭痛とは?

かき氷やアイスなど 冷たいものを食べたとき 頭がキーン!と

女子大生の日は8月16日、日本初の女子大生が誕生し道を切り拓いた深い意味のある日

女子大生の日は 1913年(大正2年)の8月16日 東北帝

共創する未来の日は8月3日。共創?新時代の消費スタイルはなぜ共創なのか?

8月3日は「共創する未来」の日です。 最近、 「共創(きょ

日本標準時制定記念日は7月13日-子午線.本初子午線.135度?世界時.原子時.協定時.閏秒とは?

7月13日は 日本標準時制定記念日です。 1886(明

7月3日はソフトクリームの日、ソフトクリームって?由来や日本に伝わった歴史は?

7月3日は 「ソフトクリームの日」です。 日本ソフトク

→もっと見る

PAGE TOP ↑