成人の日は1月第2月曜日。成人の日.成人式.20歳の歴史や由来

公開日: : 行事

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成人の日(せいじんのひ)は、

1月の第2月曜日で

日本の国民の祝日の一つですが

「成人の日」 は その年によって

1月8日~14日の間で変動することになります。


趣旨は

「おとなになったことを自覚し、

 みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」です。


この日とは限りませんが

各自治体において「成人式」が行われます。


成人の日の歴史や由来のお話です。


成人の日はいつ?

1948年(昭和23年)に

「成人の日」が制定され「1月15日」が祝日でした。


「成人の日」の翌日となる1月16日から

翌年1月15日までに20歳になった人を対象に祝う日で

年齢方式であるため

同学年であっても早生まれの方は

成人式に出席することが出来なかったわけです。


15日の1日間のみの休みでは出席が困難な新成人や

または、

共通一次試験やセンター試験が行われることも多く

成人式の日程をずらしていた地域は極めて多かったのです。


その後

2000年(平成12年)のハッピーマンデー制度により

1月の第2月曜日が「成人の日」に変更され現在に至ります。


成人の日を迎える

前年の4月2日から当年の4月1日までが対象で

誕生日を迎えていない新成人も含まれ

年度内に満20歳となる人々が成人式に出席できる

学齢方式が定着しています。


成人の日が

第2月曜日に制定されたことで、連休となるため

1月の開催に戻した自治体もありますが

豪雪による影響や

地元を離れた人が多い地域においては

帰省しやすい時期等を考慮して参加しやすいようにと

ゴールデンウィークやお盆などに成人式を開催する自治体もあります。

なぜ1月15日になったのか

1月15日とした理由は

古来の「元服の儀(成人を示す儀式)」が

小正月(1月15日)に行われていた事によると言われています。


当時の旧暦の行事は約1ヶ月ほどのズレが生じ

現在の2月中旬にあたります。


現代の暦では

1月15日が満月とは限りませんが

旧暦の1月15日は

新年最初の満月を祝う「小正月」でした。


この特別な満月の日の小正月に

「元服の儀式」が行われていた事に由来しているとされます。

いにしえの成人の儀式

「冠婚葬祭」の「冠」は

「冠を頂く」という意味を持ち

古来の「元服」の事であり、現在の成人式にあたります。


男子には、奈良時代

15歳頃 「元服(げんぶく)」という成人の儀式があり

大人の髪型に結い、服装も大人のものへと改め

幼名を改め、頭に冠をつけたりしました。


女子には、平安時代

13歳頃 「裳着(もぎ)」や「髪上げ」 という成人の儀式があり

裳(腰から下にまとう着物)を着用し、髪を結って

眉を剃ったり、お歯黒をしたりしての儀式が

今の通過儀礼である成人式に相当する意味合いがありました。


江戸時代以降は女性も元服と称し

これらの儀式は「成年式」「成女式」などと呼ばれていましたが、

明治の近代化ととも衰退していったと言われています。

成人の日が第2月曜日になった理由

固定された1月15日から

1月の第2月曜日に変更されたのは

そもそも

祝日に関する審議において、「成人の日」の原案が無く

その場その時の即興的な要素を持って制定されたものです。


そして

連休を作って国民の消費意欲を高め、

経済の活性化を狙ったハッピーマンデー制度誕生によって

一番に「成人の日」が対象となり

修正が加えられる程、重要視された日ではなっかたのです。


都市化などの影響で

1月15日の小正月との関連性が薄れたことも含め

第2週と第3週月曜日が挙げられましたが

第3月曜にすると

1月17日の「防災とボランティアの日」

(1995年に起きた阪神・淡路大震災)と重なることがあり

この1月17日が

祝日にならないよう第2月曜日に制定されました。

成人式のルーツ

成人の日の趣旨である

「おとなになったことを自覚し、

 みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」では、

「おとな」 「青年」 という概念が用いられ

具体的な年齢には触れていませんし

成人式の実施時期や対象年齢も法律では規定されておらず

各自治体の実情に応じて決められています。


今日における成人式のルーツは

敗戦間もない

1946年(昭和21年)11月22~24日にかけ

埼玉県北足立郡蕨(わらび)町(現:蕨市)において

およそ20歳を対象に

戦後の混乱期に未来を担う青年を励ますために企画された

「第一回青年祭」のイベントの一環として

「成年式」が行われました。


これが最初の「成人式」だとされ

成人式のルーツとされています。


やがて

この「成年式」が全国に広まります。

成人式のルーツのルーツ

最初の「成人式」だとされる埼玉県蕨市の「成年式」は

町と青年団の協力のもと行われました。


それ以前になる

戦前の1930年(昭和5年)に

20歳以上の社会教育活動の振興を計るため

文部次官によって11月22日を「青年記念日」と定め

全国の青年団に

各種イベントを開催するよう求めたようで

これがルーツの基で

蕨市の「成年式」が行われたのではないかと言われていますが

少々、定かではありません。


その後

1948年(昭和23年)、「成人の日」が制定された翌年の

1949 年、はじめて成人の日を迎えるに当たって

文部省は1月5日に

都道府県教育委員会に通達を出し、市町村などと連携して

各地方の 「成年式」 「成年祭」 を参考にし

地方の習慣を尊重して

成人として自覚を持ちうる適当な年齢層を対象として

ふさわしい行事をすることを求めています。


結局、

埼玉県蕨市の事例を参考にして

記念行事を実施するようにしましょうと言う事です。

成人の日の成り立ち

1947年(昭和22年)

祝祭日に関する議論においても

その翌年の1948年の初頭に世論調査を行い

新しい祝日をめぐっていろいろな議論がありましたが

「成人の日」に関する原案は全く入っていませんでした。


同年、1948年(昭和23年)に

1月15日を成人の日として制定しますが

なぜ

成人の日という「祝日」が設定されたのかは

埼玉県蕨市の「成年式」の取り組みや、

類似した行事が各地で行われていたことに

日本政府は影響を受けたわけです。


明治以降の

20歳といえば男子は兵役の義務が課せられ

「兵役により成人が認められる」という

これが成人の通過儀礼となっていましたが

戦争が終わると徴兵制がなくなりました。


戦前の徴兵制度に代わって

青年たちに通過儀礼のような日を設け

人生の節目を付け

大人としての自覚を持つことが必要だという考えが根付き

埼玉県蕨市の「成年式」の取り組みを通して

「設けるべきである」という認識が生まれ

日本政府は「成人の日」として制定しました。


成人の日をいつに定めるかについては、

七五三の11月15日

新嘗祭の11月23日などの案があったようですが

かつて元服が行われた時期で、

正月のおめでたい松の内(1月15日)に

青年の成育を願い門出を祝うに相応しいとして、

1月15日と定められました。


審議案にもなかったわけですし

もしかすると

成立しなかったかもしれない「成人の日」です。

なぜ20歳なのか?

民法が制定される以前の地域の習慣では、

およそ15歳が成人の時期となっていました。


1873年(明治6年 )

満20歳が徴兵年齢とされ、

明治の近代化ととも衰退していった成人の儀式に代わり

徴兵制が成人の通過儀礼となりました。


1876年(明治9年 )年の太政官布告第41号において

我が国で成人年齢が初めて規定され

今後、満20歳で丁年と公的に定めました。


 丁年(ていねん)とは

 「体が丈夫で元気な時に丁(あたる)歳」という意味で

 成人のことを言います。


1890年(明治23年) (旧民法)

「丁年」に代わって「成年」に改められます。


1896年(明治29年)に制定された民法で

満20歳をもって成年とすると定められ現在に至ります。


なぜ20歳なのか

20歳成年制は

欧米、諸外国の成年制度を受け入れることを基本に

日本人の平均寿命や精神的な成熟度、

兵役の基準年齢等を総合考慮したものの

何歳が丁年(成人)であるかはっきりせず

太政官布告41号の

「満20歳で丁年」を受け継いだに過ぎず

根拠があるわけではなかったようです。


年齢20歳をもって、成年とするものの

「成人の日」は

年齢について強制的に規定すべきものではなく

地方の慣習を尊重して成人式とするようにと

成年年齢をあえて明記しませんでした。


児童福祉法、労働基準法など

「満18歳を以て成年に達する」という諸規定が多く

成人の日の制定当時では

18歳を祝う日と捉えられていたようです。


文部省による

1956年12月10日付けの通達では

「成人の日の該当者」の年齢は、

「現在全国的にみると、おおむね満20歳となっている」と

書かれていて、世相を垣間見るように

20歳成年制は、

この頃までに全国的に普及したものと思われます。

最後に

民法上の成年年齢には例外があり

未成年者であっても婚姻した時は「成年に達したもの」と見なされ

民法上「成年」として扱われることになりますが

たばこや飲酒など様々な法律上で

「年齢に達する」まで行う事ができない法律があります。


そして

成人年齢を18歳に引き下げる

民法改正案が可決され、成立しました。


施行日は2022年4月1日です。

「18歳成人」の気になる

成人式はどのような影響を与えるのか。


社会現象を巻き起こすことになるでしょう・・・

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